2025.7.24 お詫び 下記の申し込みページがうまく稼働しておりませんでした。設定を修正いたしましたので申し込み可能となっていると思います。すでに申し込みを試みていたただいている方は、大変お手数ですが、もう一度手続きをお願いいたします。
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概要
日時 2025年9月7日(日曜日) 午前9時半から午後4時半まで(開場9時)
講師 羽田信生師 バークレー在住 毎田仏教センター所長
講題 信⼼(真の出発点)のみ要とす ― 親鸞聖⼈の「⼆つの菩提⼼」觀 ―
会場 相応学舎 会場とzoomでの同時開催
*参加費 一般2,000円(学生1,000円)
お申し込み
現地参加(相応学舎)、オンライン参加(zoom)いずれも、こちらのオレンジのボタンからお申し込みください。
参加者専用ページ
既にお申し込みの方は、以下の参加者専用ページをご覧ください。当日参加用のZOOMリンクや、お知らせ、資料などを掲載いたします。また会のあと、見逃し配信の動画もこちらに掲載いたします。
参加者専用ページ(要パスワード)
(*パスワードはお申し込みのときにメールでお送りしております)
日程
| 開場(午前の入室) | 9時00分~9時25分 (9時25分より勤行) |
| 午前の講義 | 9時30分~12時 |
| 昼休み(午後の入室) | 12時~13時30分 |
| 午後の講義 | 13時30分~16時 |
| 質疑応答 | 16時~16時30分 |
| 閉場 | 17時 |
講師の言葉
仏道において、私たちは、仏教を学びたいという⼼(出発点)をおこす。私たちは、仏道には⼀つの出発点があり、⾃分がその出発点をおこしたと考える。私たちは、その出発点が真なるものであると信じ、それを疑がわない。そして仏道の中⼼課題は、その出発点のあとの⾏と証(さとり)であると考え、証をうるための⾏にいそしみ、再度⾃分の出発点を吟味することはない。 しかし、親鸞聖⼈は、仏法の中⼼課題は、私たちのおこす出発点の質を問うことであると⾔われる。その出発点が、誤ったものか真なるものかを問うことであると⾔われる。聖⼈は、仏道において、⼆つの出発点(すなわち、誤った出発点と真なる出発点)があると⾔われる。聖⼈は、私たちが最初におこす出発点は誤ったものであり、私たちはその過ちに気づき、更に新しい真の出発点を起こさなければいけないと、⾔われる。もし私たちの出発点が誤りならば、それにもとづく⾏も証も すべて誤ったものとなり、もし私たちの出発点が真ならば、私たちの仏道の成就は、その真の出発点の発起において既に決定されているのであると⾔われる。 聖⼈の教えにおいて、それらの⼆つの出発点は、⼆つの菩提⼼(すなわち、「⾃⼒ の菩提⼼」と「他⼒の菩提⼼」)を意味する。仏道の始めにおいて、⼆元分別知しかもっていない私たちは、「⾃⼒の菩提⼼」(すなわち、誤った出発点)をおこさざるを得ない。しかし聖⼈は、私たちが善知識に出遇い、仏智のよびかけ(すなわち、 名号)を聞いて、「⾃⼒の菩提⼼」の誤りを知り、「他⼒の菩提⼼」を賜わらなければいけない、と⾔われる。この「他⼒の菩提⼼」が信⼼(真の出発点)であり、法蔵菩薩の願⼼である。 聖⼈は、信⼼(真の出発点)をうることが、仏道において唯⼀必要なことである と⾔われる。信⼼は、法蔵願⼼は、仏道の出発点において、仏道を必ず成就するものすごい⼒を内包しているのである。聖⼈は、『尊号真像銘⽂』で、「信⼼を浄⼟宗 の正意としるべきなり」と⾔われる。「信の⼀念」の無限に繰り返される追体験とその完成以外に仏道に必要なものは何もない。今回の講義の中で私は、聖⼈がいかに「⾃⼒の菩提⼼」から「他⼒の菩提⼼」への転換を体験したかを語りたいと思う。更に、その聖⼈の信⼼発起の体験の背後に ある『⼤経』の法蔵菩薩の物語についても語りたいと思う。法蔵菩薩がいかに名号(仏智のよびかけ)を衆⽣に回向することを願ったか、そして、いかに衆⽣にその 名号を聞かせ、信⼼を発起させることを願ったか、について語りたいと思う。

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